昨年開催を見合わせ延期としたコンサートを、9月5日に豊田市コンサートホールで開催いたします。
・興文混声合唱団
・中京大学混声合唱団
・ChorusMeets
という3団体でのジョイントコンサートで、16時半開演となります。
合同ステージでは、首藤健太郎さんの委嘱初演「僕は」という作品(他1曲)を演奏します。
三好達治の詩が、現状のコロナ禍における苦しみとリンクし、作曲家が「この曲が完成したら死んでしまうのではないか」とさえ思い至った末に完成した作品です。
曲に飲み込まれてしまいそうになりますが、その壮絶なまでの覚悟と絶望の先に、微かでも光が見えることを願って、全身全霊を尽くして演奏いたします。
そして、合唱のステージだけでなく、尺八のステージもございます。
本来は追分節考という合唱作品を演奏する予定だったのですが、今の状況でシアターピース作品を演奏することは難しいため、尺八をメインにしたステージに変更しました。
どこかで聞いたあの曲や、クラシックの名曲を尺八で、といったような趣向が凝らされており、私も今から楽しみです。
また、私が指揮をするミーツの単独ステージでは、名田綾子さんの『聴くと聞こえる-朝の音-』より、「朝ゆえに」「ひとり」 と、昨年のコンサートでも演奏した田中達也さんの「合唱」、そして、創団時に演奏した佐藤深雪さんの「にじ」という作品を演奏します。
4曲全てが、谷川俊太郎の詩による、無伴奏で書かれた作品です。
チケットレスとなっていますので、ご来場いただける方は藤森までご連絡ください。
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