愛知県合唱コンクールに3団体で指揮者として出演しました。
外部顧問をしている名古屋市の中学校、室内部門のEnsemble Spicy、混声部門のVoxMEA、それぞれに音楽そのものへ向き合った演奏ができたように思います。
中学生と迎える一回きりの夏、彼女たちになにかが残ってくれたなら、これほど嬉しいことはありません。
ステージでお客さまを前に歌うこと、同じ空間で音楽を共有すること、他の学校の演奏を聴くこと、この2年やれなかったことを心から楽しんでくれていたように思います。
合唱って、こんなに人を成長させてくれるんだ、という発見もありました。前日のリハーサルではボロボロと泣いてしまい、どちらが先生だかわからないくらい笑
あんすぱは、ニーステッドの作品に挑戦しました。必然性のある音楽の流れ、その中にあるffやppを求めていく中で、これまでとは一線を画する演奏ができ、愛が溢れました。
メンバーの莫大なエネルギーがホールに満ちていく様は、思わず笑ってしまうような爽快感もあります。いいチームになってきたな、と実感します。
MEAは大変な曲ばかりでしたが、とにかくG1にこだわりました。
ジョスカンの様式感、ということに真っ直ぐ向き合い、一つ一つのフレーズをどう捉えていくかを徹底して考え実践していきました。
拍節感のない自由リズムのような流れ、同形反復の扱い方、旋法に従った音程の選択…人数も減り、立派な声があるわけでもありませんが、妥協せず音楽に向かっていけたことは喜びでした。
結果はまだわかりませんが、悔いのない演奏ができたことはなによりです!
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