2020年10月4日に行ったコンサートの演奏動画をご紹介いたします。
(全曲を連続して聴けるプレイリストのリンクを、記事の一番下に添付してあります)
(全曲を連続して聴けるプレイリストのリンクを、記事の一番下に添付してあります)
まずは、ChorusMeetsの演奏から。
まずは、オープニングを飾った小曲を。ゆっくりしていってね、とおもてなしの気持ちで演奏しています。
クソ合唱曲(褒め言葉)
トートロジー(同義語反復)構文の「ネタ」による合唱曲集「合唱コーラス」です。
「この自粛期間が過ぎた後に、明るく気軽に歌える作品としたかったため、どの曲も短く、あまり音取りや歌唱技術が難しくない作品にしました。また各曲ごとに性格が異なり、様々な合唱の響きを遊びながら体感できる作品を目指したので、聴衆の皆様にもリラックスして聴いて頂き、笑いたいところでは笑って頂けたら幸いです」と作曲者も語っている通り、愉快な曲です。
「合唱」はコロナ禍で集って歌えない中、なにかできないかと模索する中で作曲され、多重録音合唱・リモート合唱で初演された作品です。
この作品を、舞台で演奏できたことは、心からの喜びでした。
カワイ出版の「その場でハモろう!」特設サイトからDL販売されています。
続きまして、EnsembleSpicyの演奏です。
新実徳英さんの代表作「白いうた 青いうた」という歌集から、4曲と、アメリカのウィテカー、スロヴェニアのマコールの作品を演奏しました。
「白い歌 青いうた」という歌集は、作曲者がまず先に旋律を作り、そこに詩人の谷川雁が詞を後付けする、という順序で作られたものです。ここで演奏した作品は、その中から作曲者自ら合唱曲に編曲したものです。
日本語のイントネーションや構造にとらわれない旋律に、美しく奥深い抒情詩が付され、あらゆる年齢層の人が楽しんで歌える作品です。その人気は、毎年白青を歌うイベントが開催されているほどです(今年は残念ながら中止でしたが…)
ウィテカー(アメリカ 1970~)の作品「a boy and a girl」は、メキシコの詩人であるオクタビオ・パスの詩によるもので、死の礼賛が生の礼賛でもあるというメキシコでみられるテーマが通底しています。
そして、マコール (スロベニア 1987~)の作品「幸いなる光よ、三位一体よ」は、4世紀の聖人アンブロジウスのテキストによる、三位一体(キリスト教の概念で、父と子、聖霊の三つが一体であるとする教え)を讃えた美しい曲です。
最後に、2団体合同によるアンコールです。
高嶋みどりさんの「未来」です。
この状況下において、私たちにとって必要な曲だと考え、選曲しました。
お聴きいただければ幸いです。
当日の色々に関しては、別記事にて触れたいと思います。
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